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2018-11-17 10:00:00 一覧に戻る

デザインとデザイナー

投稿者/トワル

良い物(作品)にはそれを透して見えてくるものがあります。
無条件に心動かされるもの、だから良いものと言うのか?
 
存在するだけで周りの景色まで見せてくれるものです。
 
舞台装置や映画、TV、大道具、小道具、メイク、衣装、布地、全てがそうであるようにデザインの世界は非常に広い範囲に渡り意識が共有され一つの流れの結果として我々の前に存在しています。
 
デザインするとはこれらの環境、人、空間、意味、目的等々を繋ぎ橋渡しの作業を指すもの。
 
たとえば著者は忘れましたが、「顔のデザイン」という著書の中でまさにその顔という素材を目的に応じて外から人工的に処理する技法のことだが、メイクアップは先ずその相手、目的、髪、衣服等のかかわり合いでそれに適した第2の「皮膚」を与えることだ・・・。
 
この様に全てが一つの流れとしての見解により成されてなければデザインなどとは言えないと考えます。
 
デザイン行為とはそうゆう事だ。そこから初めて存在や居住まい、個の美しさ、景色が見えてくる。
 
作家の世界観、価値観、それこそ個性の表現だ。
 
つまりデザイナーは常に丸裸になったり、されたりしていると知るべきだ。
 
と言うよりデザインに限らず人は体に染み込んだり蓄えてきたその人の持ちものでしか何の表現もできないフェイクはフェイクのまま現れてしまうもの。
 
作家は幅も深さも色々な価値観も全て取り込めるような資質や環境が無ければ創作など出来ない。
 
作品は「作る」ものではなく、結果として「出来上がる」ものと私は信じています。

私にこれが出来るかと言えばどうかわかりませんが。

学生には一番伝えたかった求めてきた様な気がします。
彼らと話をしていて改めて私のデザイン論を自覚した一日でした。
 

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