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ミカエルさんの新着日記

2017/06/19 15:55:39
名もなき花かもしれないけれど
5年以上も前に作らさせて頂いたお守りブレスレットをお持ちになったお客様、その時必要だったクリスタル〝ディモルティエライト〟見た感じソーダライトかラピスラズリのような深い青、お客様やのお名前は思い出せないけどブレスレットのことははっきりと思い出せる。
思い出せない理由は、このブレスレットはプレゼントとして依頼を受けていたものだったからです。
最近、私にしては珍しく青いワンピースを購入、シンプルだけどシャンタン素材で雰囲気がとってもいい、ブルーの色の刺激を受けていたから、ワンピースとの出会いもシンクロね。


ディモルティエライトのブレスレットのお直しでご来店頂けた彼女、サファイヤのネックレスに目がとまりました。そのブレスレットを眺めながら私はお客様が何ておっしゃったか、一言一言を頭の中に記憶させていました。
時がたって、その時のサファイアのネックレスは別な方のもとへ行ってしまいましたが、私は、そのお客様の言葉が思い出されて、
さらに印象を重ねサファイアネックレスを作りました。

また時が経ちました。
お客様の名前をまだお聞きしてはいなかったのですがサファイアの印象と記憶が蘇り、すぐにご案内しましました。
私は、黄色やオレンジ、グリーンやブルー、そしてピンクや赤の色をもつサファイアのネックレスを お花の〝ランタナ〟にたとえます。
株は1つなのにいろんな色を咲かせます。太陽に向かって咲くランタナは、花弁1つ1つが繊細だけど元気いっぱいで賑やかな声が聞こえてくる、葉や茎に触れるとハーブのような香りもする。
そう言えば
先週 東京、青山での角江千代治先生の宝飾品作家生活45周年パーティーにお招き頂いた際に、千代治先生のお話の中に
〝雑草という花はない〟と話されていらっしゃる言葉を覚えておりました。

皆んな一人一人尊重されるように、一つの名もない花でも、その存在はだれかに役だつ愛を与えていることでしょう。
デュモルティエライトのお客様は、一度おかえりになりました…
そして、閉店近くに駐車場に車が入る音がして窓から覗くとブルーの車、
デュモルティエライトのお客様でした。
そしてサファイアのネックレスとブレスレットをペアでご購入の〝決意〟の心境のことを話して下さいました。

私も、宇宙からみたら〝名も無き花〟かも知れないけど、一生忘れることのない感動のドラマを生み、縁ある宝石を大切に見護り続けて行ける。
明日、このドアからどんなドラマが開かれるのでしょう…

元記事:http://tektek369.jp/blog-entry-250.html

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